01.環境課題‎ > ‎

山梨県南都留郡道志村 「間伐材の循環する村づくりによる森林再生」

自治体名

道志村

課題分野

環境課題 , a:低炭素・省エネルギー

取組テーマタイトル

間伐材の循環する村づくりによる森林再生

取組に至った背景

 本村は、村面積の94%にあたる7,498haの森林を有している。近年、木材需要及び価格の低迷により人工林は放置され荒廃が進んでいる。このまま放置しておくと災害の発生、保水力の低下が懸念され、健全な国土保全が図られない。このような状況を考慮し、豊かな森林づくりをめざすNPOを中心に行政、村民の自主的活動団体等と間伐の促進を行う。

取組概要

 森林を副業型林業という労働形態によって整備を行い持続的に森林資源が循環する仕組みを作り、これまで採算が合わなかった林業を、軽架線や林内作業車による集材方法、集積所における木材の現金と地域振興券を併用した買い取りシステム、木質バイオマスボイラ-への薪の供給、製材所へ建築材としての販売等複数の方法を組み合わせ、林業にかかわる複数の担い手組織が協働することにより間伐を行う。こうした、流通システムの構築を行い、森林の再生、地域資源の活用、CO削減、源流の保全を実現し、地域住民の生活の向上、地域経済の活性化及び下流域への安定した水の供給を図る。

取組の具体的内容と効果

※民有林間伐(スギ、ヒノキ) 950HA
 林業公社、横浜市市有林は森林施業計画に基づき間伐を行う。
  • 間伐研修、林内路網整備、間伐材の活用体制について、NPO、行政が中心となって行う。

  • 間伐を行うことにより、森林の整備が図られ主伐材の育成、水源涵養林の機能維持が図られる。また、間伐材の利用促進を行い、建築材、土木用杭、木質バイオマスボイラ-の薪等に活用することにより、間伐材の販売ができ地域経済の活性化、エネルギー自給率の向上につながる。

工夫点/成功要因

 森林整備の必要性を訴えることにより、水源地の保全を考える下流域住民が間伐ボランティアとして森林整備に参加している。

取組における現在の課題およびその対策

 材の価格が低迷しているため、間伐作業、間伐材の搬出のコスト等を抑えるのに、林内路網の整備、間伐材搬出用機材の活用方法など、林業者への技術的な研修会等が必要と思われる。また、建築材、土木用杭などの販路拡大が課題となっている。

他自治体へのアドバイス・メッセージ等


政府への要望

※国産材活用の普及。

※森林を整備することにより、国土保全ができるので森林整備事業に対する規制の緩和。
 例)全伐採届を市町村許可とする。

民間企業への要望

※ハウスメーカー等の国産材の活用。

※「企業の森」制度に参加して、森林の役割、水の大切さ等環境問題について考える活動。

※「企業の森」制度
企業が森林所有者から森林を借り、植樹、下草刈り、間伐等に参加することで森林保全を支援する制度。輸入木材に押されて利用が減った結果、手入れが行き届かずに荒れたまま放置されている森林を保全することを目的としている。

自治体公式サイト

http://www.vill.doshi.lg.jp/


Comments